「S.netグループ 受験情報通信」を本日より6回に分け、
連載致します。
2019年度入試をもとにした最新の情報を元に、
2020年度高校入試へ向けた情報をお届けします!
〇第1回 2019年度 全国の公立入試 最新の出題傾向
(国語・数学・英語編)
★これから受験する皆さんへのアドバイス★
1 国語
文章読解では、小説や説明文以外に、 パンフレットやレポート・新聞記事など 日常的に見る資料を読んだ生徒の感想や意見を見て答える形式の問題も増えてきています。 新聞や学校でのレポートなどにも注意を払って、 「この資料が読者に伝えたいことは何か」を提示された文章の中から読み考えるようにしましょう 。また、漢字の読み書きの問題で難易度が増しています。漢字検定などを活用し、幅広い漢字問題にもチャレンジするようにしましょう。
2 数学
1 次関数・確率・資料の整理などの思考系の問題は、問題文を長くしてあえてミスを誘うような問題形式を多く見られるので、問題文で 「何を」聞かれていて、「どのように」答えるのか といった「提示された問題に対する確実な知識を問うこと」 を意識した問題演習 が求められ ます 。また、今年は計算・一行問題などの基本問題の割合が増加 し、易化傾向にあります。数学が苦手な生徒は計算・一行問題を確実に正解することを 最優先課題としましょう。
3 英語
リスニングや英作文は難化傾向 にあります 。問題や選択肢を英語での表記することは今後スタンダードになる可能性あり。 英文読解は時事問題を絡めたテーマで出題されることが多く、また今年の問題傾向から見ると「単語補充問題が増えている」など“語彙力”が重要視されている ことが分かります。
そのため 、知識は常日頃から自分で得ることが求められます。
4 技能(読む・書く・聞く・話す)を推進しているので、英語検定など検定試験を早いうちに受検し、取得しておくことが重要です 。理想は中 3 で準 2 級を取得。高 2 で準 1 級を取得する ことです 。
(数年後、これが 高校 入試 ・大学入試 の スタンダードとなるでしょう。)
以上になります。
次回、第2回は全国の公立入試問題傾向の「理科・社会編」となります。