S.netグループ 受験情報通信になります。
第6回 2019年度埼玉県公立入試 平均点の考察
★ 学力検査問題と学校選択問題 2019年度平均点から見える出題傾向 ★
〇 学力検査問題
1 国語
大問2での問題形式の 変更 もありましたが、 +5点の増加となりました 。 新傾向の問題 が出題されましたが、設問が「書き抜きと記号で答える問題」であったため難問ではなく、解けた生徒も多かった ようです。 その他の問題傾向も変わっていないため、平均点の増加につながった ものと考えられます。
2 社会
平均点が再び 60 点を超え まし た。 社会の問題は典型題の出題が多く、 しっかり暗記していれば得点できる 問題も あり 、昨年から見ても大きな変化は ありませんでした。
3 数学
昨年より微減。 出題傾向はほぼ固 定化されており、出題難易度も昨年と大きな変化はないので、 得点できる問題を確実におとさない勉強を することが重要です。
4 理科
平均点が -7 点 と前年より ダウン しました 。 昨年出題されていなかった 「考え方を書く記述」や「化学・物理・生物・地学の4分野の知識の正確な理解」を問う問題が多く出題 されたことが平均点ダウンの原因と考えられます。
5 英語
平均点が -8 点 と前年よりかなり ダウン しました 。 原因は以下の3点にあります。① リスニングの設問が全て英語表記 となった。 ② 解答の 記述量が昨年より増加 した 。 ③ 英作文の問題難易度 が上がった。
〇学校選択問題
1 数学
平均点が約10 点アップ。昨年度よりも問題を解ける受験生が増えてきており、難関校を受験する生徒は 1問のミスが大きな失敗に なりかねないものとなって います 。
2 英語
実施初年度に次ぐ 高い 平均点となり、前年比 +5 点とな りました 。やはり、 長文読解での正答率をいかに上げられるか、英作文の課題をいかに攻略し得点するか が今後の攻略のカギとなりそう です。
今回は以上となります。
来年度2020年度高校入試の対策に役立ててもらえれば幸いです。